スカイツリー完成記念展 「都市と塔」の歴史振り返る

   東京スカイツリー完成記念特別展「ザ・タワー ~都市と塔のものがたり~」が江戸東京博物館(東京・墨田区)で2012年2月21日から5月6日まで開催される。

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オルセー美術館からも出展


「寒月を背に大東京の夜空に輝く東京タワーを麻布の高台より仰ぐ」
日本電波塔株式会社発行 昭和33年ごろ頃 絵葉書 江戸東京博物館蔵 (転載、コピー禁止)

   この展覧会では「眺める」「見上げる」「登る」「見晴らす」「思い出に残す」をキーワードに、これまで歴史の中に登場したさまざまな塔と人々がどのように関わってきたかを振り返る。

   「人はなぜ塔を建てるのか」という普遍のテーマを象徴する「バベルの塔」の銅版画や、仏教文化圏における寺院の仏塔、国宝・薬師寺東塔を紹介するほか、近代都市の塔の誕生前史として、江戸の眺望から明治・文明開化期への移り変わりを展示。メインには、パリ、東京、大阪の3つの都市に建てられた代表的な建物である、エッフェル塔、凌雲閣、東京タワー、初代通天閣、二代通天閣、について時代背景とともに紹介する。

   オルセー美術館をはじめ、パリから貴重なエッフェル塔関連資料が48点出展されるほか、喜多川周之コレクションなど、江戸東京博物館の館蔵資料を中心に約380件の展示を予定している。

   特別展の観覧料(当日券)は、一般1300円、大学・専門生1040円、小中高生・65歳以上650円。詳細は公式サイトで。

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