冷め切った父子に訪れた奇跡のストーリー、文庫版『その時までサヨナラ』


文庫版『その時までサヨナラ』

   文芸社は、2008年4月に単行本で出版した『その時までサヨナラ』(著・山田悠介)の文庫版を、2012年2月2日に発売する。 「リアル鬼ごっこ」や「@ベイビーメール」など、ホラー小説を得意とする山田氏が初めて世に送り出した純愛小説で、2010年にはWOWOWでもドラマ化されている。

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   主人公の森悟は仕事一筋の出版社社員。家庭を顧みなかったツケは「離婚」という最悪の形を招きそうな状況だったが、そこに、妻子が旅先で列車事故に遭ったとの知らせが届く。妻の亜紀は亡くなったが、一人息子の裕太は奇跡的に命拾い。ただ、裕太は心に深い傷を負い、まったく悟に懐こうとはしなかった。悟は、遺された息子を引き取りたいという義理の両親の申し出を受けようとするが、そんなとき、妻の親友である宮前春子が現れ、事態は思いもかけない展開を見せ始める。

   定価630円。

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