震災後の未来を考える「ウメサオタダオ展」

   日本科学未来館は、企画展「ウメサオタダオ展 -未来を探検する知の道具-」を2012年2月20日まで開催している。

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科学技術の視点のみではなく、学際的な視点を


1980年館長室にて

   3月11日に発生した東日本大震災を受けて、日本科学未来館では「科学技術の視点のみではなく、分野横断的に意見を交わし、世界の今を捉え、未来を捉える必要がある」として、学際的な視点で世界を見つめた「知の巨人」である梅棹忠夫氏の展覧会を開く。2011年3月10日から6月14日まで大阪の国立民族学博物館で開催された特別展の巡回展で、東京では初公開。

膨大な資料の公開や、シンポジウムも

   ロングセラーとなった『知的生産の技術』ができるまでのメモやカードのほか、国内外でのフィールドワークで用いたノート、スケッチ、日記なども展示。また、東京会場オリジナルの展示として、梅棹氏の未完の書『人類の未来』について各界の有識者のコメントを眺めながら、未来について来場者がメッセージを書き込めるデジタルコンテンツを用意している。

   さらに、会期中には、シンポジウム「未来を探検する知のバトンリレー」を開催。梅棹氏が描き出した生態史観をもとに世界の動きを振り返りながら、日本の知を築いた知識人や第一線で活躍している専門家、未来を創る学生を交えて、人類の未来について語り合う。

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