「パンスト」だから履きません! ネーミングに敏感なギャル心理

   いまや、OLや主婦層にも欠かせない「パンティストッキング」。

   足をキレイに見せてくれるファッションアイテムとして登場してからというもの、職場や外出時には欠かせない定番アイテムとして重宝されていますよね。

   実際、私の友人であるOL、A子は、毎日のビジネスシーンには「パンスト」が欠かせないようで、その日のスーツに合わせ、ベージュやブラックなどの「パンスト」を履いているようです。

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「ベージュ色のストッキング」=「パンスト」?


レッグウェアならよく履きます!

   ギャル達もOLや主婦層と同じように、「パンスト」を履く機会があるのでしょうか? ギャル達にとって「パンスト」は、どんなアイテムなのか聞いてみると、こんな意見を聞くことができました。

『パンストを履いたら逆に足がツヤって変!あのベージュがやだ!』
『あれはおかんが履くものでしょ(笑)色が足に合わないもん』
『何かダサイよね。あの肌色が好きじゃない』

   このように、ギャル達は「パンスト」に対し、あまり良いイメージを持っていないようなのです。しかも、ギャル達の中では「ベージュの色をしたストッキングのみ」=「パンスト」だと認識していることがわかりました。

   ここでお気付きの方もいるかもしれませんが、一般的には「パンスト」=「黒・白・ベージュなどのストッキング」だと認知されているかと思います。もちろん、私もその1人ですが、ギャルの間では

「ベージュの色をしたストッキングのみ」=「パンスト」

であって、

「黒やグレー・刺繍柄やワンポイント模様のストッキング」=「パンストではない」

と思っているようなのです。

「何言ってるんですか! レッグウェアですよ」

   つまり、一般的に言う、黒の「パンスト」を履いているギャルがいたとして、その子に対し、

『今日、パンスト履いているんだね?』

と聞いたとしても、

『え?パンスト?パンストなんて履いていないけど…』

といった会話になってしまうのです。実際に黒の「パンスト」を履いていたギャルに対し、

『これ、パンストって言うんだけど知ってた?』

と聞いてみたところ、

『何言ってるんですか!パンストじゃないし(笑)レッグウェアですよ』

と笑われてしまったほどです。

   このように、ギャル達の間では、「黒やグレー・刺繍柄やワンポイント模様のストッキング」は「レッグウェア」や「薄タイツ」、あるいはパンティという言葉を使わずに、ただ単に「ストッキング」と呼ばれていることがわかりました。

   では、「パンスト」が「レッグウェア」や「薄タイツ」、「ストッキング」と呼ばれるようになったことで、ギャルの間では何が変化したのかを聞いてみると…。

呼び方が違うだけで印象が変わる

ギャルA『呼び方が違うだけで印象が変わる!そもそも、パンストって名前がダサいよね』
ギャルB『いくら略してるって言っても、パンストって……ないない(笑)』
ギャルC『ってか、うちらの中でそもそも黒とか柄ものってパンストじゃないけど、パンストって認知されていたら、今、履いてないかもだなぁ(笑)』

   こんな意見を聞くことができました。ギャルの間では「レッグウェア」や「薄タイツ」「ストッキング」と認識されるようになったことで、ファッションアイテムの一部として取り入れられるようになったようです。

   ほかにも、「パンスト」だけに限らず、「ソバージュヘア」が「ウェーブヘア」、「ケミカルウォッシュ」が「ケミカルジーンズ」といったように、ネーミングに変化することで、ギャル達は新鮮なアイテムとして受け入れることがよくあります。

   ということは、最近滅多に見なくなった『キュロットスカート』や『ジャンパースカート』、『ウェストポーチ』はどうなるの? これらアイテムのネーミングに変化があったら、ギャルにとってはNEWアイテムとして受け入れられるかもしれませんね。

GRP編集部 ミリにゃん

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