「北斎」の浮世絵再現、貴重な古典籍に親しむ「和本シンポジウム」
2011-09-29 11:45:16
古書取引市場の運営を行う東京古書組合と、古典籍を専門に扱う古書店の組織である東京古典会は、11年10月2日・3日に「和本シンポジウム」を東京古書会館(東京・千代田区)で開催する。入場は無料。
10月4日の「古書の日」を前に、一般の人々に和本、唐本、書画、古文書などの古典籍に親しんでもらう。
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貴重な江戸川乱歩の西鶴コレクションを公開
宋の文人、蘇東坡の作品の版本「増刊校正王状元集注分類東坡先生詩」
2日間にわたって展示する「貴重書展―和本の世界―」では、宋代の中国古書や、和本コレクターだった江戸川乱歩旧蔵の井原西鶴コレクションなど、希少な古典籍が一挙公開される。専門研究者による解説もあり、古書に精通していなくとも楽しめる。
2日は12時から18時まで、3日は11時から16時30分まで。
北斎の浮世絵再現するワークショップも
日替わりのイベントも実施する。2日には「北斎の名作が現代に甦る!―浮世絵版画 摺りの実演と体験―」として、葛飾北斎の浮世絵「神奈川沖浪裏」を当時の工程で再現する。実演は12時30分から13時30分、15時30分から16時30分の2回で、体験ワークショップは13時30分から14時30分、16時30分から17時30分の2回実施する。各回先着15人限定。
14時から16時には、和本に造詣の深いロバート・キャンペル氏、直木賞作家の木内昇氏によるトークライブを行う。こちらは先着100人限定で、12時から整理券を配布する。
3日は、13時から16時まで「古本屋になるには講座2011」を開催する。先着70人限定。