見た目はビジネスシューズ でも超履きやすいスリッパです
スーパークールビズが推奨されても、そんなに簡略化できないというビジネスマンは案外多いかもしれない。「でも足元くらいなら」というわけで注目されているのが、見た目がまるで紳士靴のようなスリッパ「イーグリーン・ビジネススリッパ」だ。
流行のデザイン取り入れて人気
ちょっと見た感じではスリッパとは気づきません(写真は「フォーマルタイプ」)
ラッキーベル社(神戸市)が販売しているもので、写真のように、ぱっと見はビジネスシューズだが、かかとが割れてスリッパのような形状となっている。2006年冬に発売されて以来ロングセラーを続けるも、とりわけ今年はスーパークールビズ、節電ビズの話題とあまって、「注文数が昨年に比べて大きく伸びています」と健康シューズ事業部の担当者は話す。
開発のきっかけは、小売店の関係者や客と話していたら、「ビジネスマンがスーツにあわせやすい、男性向けのサンダルもあったらいい」という声が意外にも続出したことだ。ビジネスシューズに似たスリッパは当時も販売されていたが、すべて輸入物。いずれも自宅やホテル等で使うルームシューズなので、底がスエードでできているなど耐久性がまったくなかった。こうした意見を取り入れながら、アイデア商品は完成したのだという。
JAL、ANA機内誌でも紹介
「イーグリーン・ビジネススリッパ」は現在、合成皮革タイプ(5アイテム・5145円/「スタンダード」タイプのみ4725円)と本革タイプ(4アイテム・9900円)を展開中だ(サイズはS~LL)。なかでも人気があるのは「スタイリッシュタイプ」。シューズにはつやがあり、つま先はロングノーズ型で流行のデザインを取り入れているのが人気の秘密となっている。
「オフィスで革靴から履き替えてつかってほしい。スリッパの底は靴やサンダルと同じ仕様となっているのが特長で、近くへ食事に出掛けたり、コンビニに買い物に行ったりするくらいなら平気です」
同社のネット販売にくわえ東急ハンズ、全国百貨店などで購入できる。また、JALやANA機内誌でも紹介されており、「マイル」で交換するという人もいるそうだ。社内にいるときに急な来客があっても、これを履いていれば、慌てずに対応できそうだ。