節電下の暑さ対策でニーズ高まる「安心な水」
「東レの浄水器〝トレビーノ〟」
東レは、冷蔵庫のドアポケットにすっきり収まるスリムなタテ置きタイプ浄水器の新商品「"トレビーノ"PT502V」を2011年6月から発売している。4月に発売した「"トレビーノ"PT302F」に次ぐ商品で、密閉構造を採用、浄水スピードも速く、1リットルの水を約5分でろ過できる。
また、JIS試験方法で12項目をクリアした高除去カートリッジを搭載。さらに、ヨコに収納できるタイプとしては初めて、本体側面と上部にそれぞれ持ち手を設置しており、冷蔵庫の棚やドアポケット、野菜室などどこに収納しても、手の小さい女性や子どもでも扱いやすい使い勝手のよさも追求した。
その東レでは、浄水器を利用する20~40代の子どもがいる主婦300人を対象に、飲み水に対する意識と実態を調査(2011年6月)。その結果、今夏の暑さ対策について、「水など、水分をこまめにとる」ことが「増える」と考えている人は「100%」だった。また、「77.3%」が暑さに不安を感じていて、「87.0%」が節電下の2011年夏、家庭で飲み水を飲む量は「増える」と回答していることも分かった。
水自体への関心も高まっている。水道水をそのままのむことに「抵抗がある」とした人は81.6%に上っており、「安心な水であること」を重視している人は、昨年より増えている(60.0%→67.3%)。反面、「コストがかからないこと」を重視する人は減少(43.7%→36.3%)しており、昨年までのコスト重視志向から安心志向に主婦の意識が変わってきたことがうかがえる。
また、市場が拡大していると言われるポット・ピッチャー型浄水器だが、その利用理由としては、「水道水をそのまま利用するのが不安だから(61.0%)」、「安心な水が飲みたいから(51.0%)」、「ミネラルウオーターや備え付けの浄水器より割安だから(41.0%)」などがあげられ、水道水と比べた際の安心感、ミネラルウオーターや備え付けの浄水器と比べて低コスト、といった理由で利用されていることがわかる。節電下、主婦たちは低コストかつ安心な水を賢く利用しているようだ。