パパ、ママは乳児に安全な水与えたい 子育てセミナー「い・ろ・は・すミーティング」開催
福島第一原発事故以降、農産物や水道水の安全性がクローズアップされている中、2011年6月26日、水についての正しい知識を学ぶ子育てセミナー「い・ろ・は・す パパ・ママミーティング」が東京「二子玉川ライズ」で開催された。
セミナーには子育て中の俳優、杉浦太陽さんが登場し、日本の天然水(軟水)であるい・ろ・は・すを使って、正しい粉ミルクの作り方を披露、実際に乳児に授乳させるデモンストレーションも行われた。
腎臓機能が未熟な幼児には軟水を与える
慣れた手つきでミルクをつくる杉浦太陽さん(中央)。右は三船美佳さん
今回のセミナーは、乳幼児に与える飲料水は何を使えばいいのかという相談が母親たちから増えている事を背景に企画された。ネットマーケティングのアイシェア調査によれば、東日本大震災以前のミネラルウォーター備蓄状況を尋ねたところ、「備蓄していなかった」という人が48.3%と最も多かった。しかし、東日本大震災以降は、71.0%と過半数が「国内産を備蓄している」と回答。「外国産を備蓄している」人は7.3%で、合計78.3%が『備蓄している』という結果となった。
ミーティングは2部構成で行われ、第一部には父親の育児参加を促進する2つのNPO法人や子育てネットワークの代表者、フリー助産婦の浅井貴子さん、い・ろ・は・すブランド担当者が登場。子育てでは、哺乳瓶を使って子供にミルクをあげるのが父親にとっての一大イベントだが、震災以降は使う水に留意するようになった、といった話が交わされた。
「家では妻のサポーター」と杉浦太陽
赤ちゃんを抱いて「ハイ、チーズ!」
浅井さんは専門家の立場から、軟水を使うほうが安全だとアドバイスした。乳児は腎臓機能が未熟だからで、電解質の多い硬水は危険だなどと解説。「良い水の選び方」として、ミネラルウォーターの成分表示を見て、ナトリウム、マグネシウムなどミネラル分が少ない方が乳児への負担は少ない、と説明した。
第二部には、子育て奮闘中の杉浦太陽さんとタレントの三船美佳さんが登場。杉浦さんは半年前にタレントの辻希美さんとの間に第2子がうまれたばかり。ステージで浅井さんの指導のもと、天然水(軟水)「い・ろ・は・す」でミルクを作った。乳児を抱きながら哺乳瓶に入ったミルクを飲ませるデモンストレーションを行うと、「さすが手慣れている!」などといった声も。
「家では妻のサポーターというか、弟子のような存在です。いかに妻を笑顔にできるかが役割です」
と杉浦さんは照れ気味だった。