「金正恩」はなぜ後継者になったか  "平壌特派員"が明かす戦慄報告


北朝鮮とは?そして「金正恩」とは?

   近くて遠い国、朝鮮民主主義人民共和国(通称・北朝鮮)で、金正日氏の後継者として抜てきされた三男の金正恩氏(28歳)。いまだその正体がほとんど明かされていない正恩氏の"真の姿"に迫った一冊『後継者 金正恩』(著・李永鐘、訳・金香清)が講談社から2011年2月に発売されて話題になっている。

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   著者の李永鐘氏は、韓国・中央日報記者(編集局政治部次長)で、約20年にわたって北朝鮮問題を担当してきたキャリアから"平壌特派員"ともいわれる人物だ。同書では、スイスに留学時代からバスケットボール好きで通っていたこと、実母は高英姫ではなく「キム・オク」説があること、そして、長男である正男氏を"狙った"とするウアム閣襲撃事件のてん末など、正恩氏に関する興味深いリポートが展開される。

   さらに、2人の兄が後継者レースから脱落したわけや、不審な死を遂げていった関係者たちの存在、金正日氏の女性関係なども含め、過去から現在まで、北朝鮮という国がまるごとわかる情報が満載だ。

   単行本、226ページ。定価1680円

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