AKB48は「憧れ」じゃない ギャルとの埋められない「溝」
「シングル選抜総選挙」や「シングル選抜じゃんけん大会」など、リリースシングルの選抜メンバーを決めるイベントが話題を呼び、たちまち国民的アイドルの座を獲得したAKB48。当初は、「会いにいけるアイドル」として秋葉原を中心に沸々と人気が上昇していったAKB48ですが、今や音楽チャートにはもちろん、テレビや雑誌などでも日本メディアには欠かせない存在となりました。
「カラオケでは絶対歌う!」
AKB48のみんなも盛ろうよ!
そこで、ギャル達に「AKB48についてどう思う?」と聞いてみたところ、
『可愛い!まさにアイドルって感じ!カラオケでは絶対歌う!』
『AKBを歌うとテンション上がる!盛りソンって感じ!』
といった回答が多く、AKB=カラオケで歌うグループとして認知されていることが分かりました。
更に調査を続けると
『芸能人って遠い存在だけど、AKBは一見普通の女の子って感じさせられて身近に感じる!』
『テレビとかにもいっぱい出てるのにほぼ毎日秋葉原で公演してるってなんか超身近だよね!』
『AKBの制服って可愛いなって思うから学校行く時とか参考にする!』
など、「身近」「親近感」という言葉を挙げるギャル達が多く、ギャル達が憧れを持つ読者モデル達と同じように、身近な存在だからこそ応援したくなる気持ちが表れているようです。
AKBに入りたいとは思わない…56.0%
しかし、このような発言とは逆に、
「もしAKB48に入れるとしたら入りたいと思う?」という質問をGRPで聞いてみたところ、
1位:入りたいとは思わない…56.0%
2位:どちらとも言えない…20.8%
3位:入りたいと思う…23.2%
という結果が明らかとなり、約半数以上はもし入れるとしても『入りたいとは思わない』と思っていることが分かりました。これらの調査から考えると、ギャルの中でAKB48は「好きではあるけれど、憧れとは違う」というような位置付けとして認知されていることが伺えると思います。
要するに、読者モデル達と同様に「身近」に感じているという面では、ギャル達はAKB48を支持しているとは言えるようですが、ギャル的必須の「盛り」という面ではどこか物足りなさを感じているようです。
ギャルにとって、AKBは憧れ的存在と言うよりは、
カラオケやイベント・パーティなどを盛り上げるために欠かせない、ムードメーカー的な存在のようです。
GRP編集部・ミリにゃん