初冬の江の島に「クリスマス花火」 「通年型」観光地目指す


多くの観客が初冬の花火を楽しんだ

   夏の湘南の風物として知られていた「江の島花火大会」が2010年11月27日夜、「藤沢市花火大会」と名前を変えて神奈川県藤沢市の片瀬海岸で行われた。

   冬も近いとあって、クリスマスツリーをイメージした花火もお目見え。10年度の藤沢市の観光親善大使を務める「TUBE」の曲に合わせて色が変化する「ミュージックスターマイン」など約3500発が江の島の晩秋の空を彩った。

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8月の花火大会は大幅に規模を縮小


クリスマスツリーをモチーフにした花火も披露された

   江の島では、毎年8月に花火大会が行われていたが、警備要員が2010年11月に横浜で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の準備に追われていたことから、10年8月の花火大会は大幅に規模を縮小して開催。江の島を「夏依存型」の観光地から「通年型」にしたいという藤沢市の狙いもあって、この時期に開催されることになった。

   花火は約45分間にわたって打ち上げられ、最後に、湘南地区では唯一打ち上げられる「二尺玉」のドーンという音が響き渡ると、ジャンパーなどで厚着した多くの観客が歓声を上げていた。

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