涙なくしては読めない、書店員絶賛小説


『彼女との上手な別れ方』

   小学館は、テレビドラマや舞台などの脚本を多数手がける岡本貴也さんの最新小説『彼女との上手な別れ方』(著・岡本貴也)を2010年5月26日に発売、一般だけでなく全国の書店員からも高い評価を得ている。

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   多数寄せられた書店員からのコメントの一つがこれだ。

「笑ったり泣いたりしながら読みすすめるうち、生きていることに対する喜び、すばらしさを感じずにはおれませんでした」(ジュンク堂書店大阪本店・一柳さん)

   物語は、書籍タイトルから受ける短絡的なイメージとは異なり、人間に内在するヒューマニズムを刺激する展開となっている。主人公であるダフ屋のガジロウは、ある日、ストリッパー4人が乗った車にはねられたが、なんとか無傷で意識を取り戻す。慰謝料を取ってやろうと4人を探すも、すでに彼女たちは死んでいた。ボウ然とするガジロウの前に死んだはずの4人が現れ、成仏するために手を貸してくれと頼まれる。報酬をもらうのを条件に1人ひとり願いをかなえる努力をしていくガジロウだったが、やがて自身の心の変化に気づき、最後の1人となったときにある決意をした。そして、起こった奇跡とは・・・。

   読み手の予想を鮮やかに裏切る、最高にステキなストーリーがここにあった。

   B6判、256ページ、定価1365円。

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