「こんな女になら・・・」 驚愕のラスト、傑作法廷ミステリー


柚月 裕子『最後の証人』

   宝島社は、第7回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞し、2009年1月『臨床真理』(宝島社)でデビュー、現在フリーライターとして活躍している柚月 裕子さんの最新作、『最後の証人』を、2010年5月に発売した。

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   「こんな女になら殺されてもいい」(作家・横山秀夫氏)、「法と良心の天秤がどちらに傾くか、最後まで予断を許さない」千街晶之氏(書評家)――寄せられているコメントは作品の完成度の高さを示している。ある女性を被告とした殺人事件が舞台で、状況からは被告側にとても勝ち目がないと思われる裁判が、予想もしない展開へと変わっていく。

   世間もマスコミも驚がくのラストとは・・・。「公判初日」「公判二日目」「公判三日目」「判決」という作品構成も面白い。

   単行本、301ページ。定価1470円。

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