古田敦也「トライアスロンに挑戦します!」 JustGiving Japanのプロジェクトで
記者会見には古田さんや有森さん、金さんが出席した
一般財団法人のジャスト・ギビング・ジャパンは、2010年3月9日から、日本初の寄付システムを取り入れた「Run for Charity」企画を、ウェブサイト上で始めた。
同企画は、世界最大のチャリティーサイト「JustGiving Japan」(http://justgiving.jp/)内のプロジェクトで、個人が「走る」ことで寄付を集められる社会貢献の仕組み。自分が支援する非営利団体のためにマラソンなどにチャレンジし、ネットを通じて自分を応援してくれる友人・知人・ファンに寄付を呼びかけるというものだ。集まったお金は非営利団体に寄付される。
同じ9日には都内で記者会見も行われ、チャレンジャーとして参加予定の、元ヤクルトスワローズ監督・古田敦也さん、バルセロナ五輪銀メダリスト・有森裕子さん、ランニングコーチで知られる金哲彦さんらがかけつけた。
5月16日にハワイで行われる「ホノルルトライアスロン」に挑戦するという古田さんは、「自分が頑張れば支援団体に寄付できるという仕組みに共感した」といい、「自分のチャレンジが多くの若者の生きる希望につながると信じて頑張る」と表情を引き締めた。また、5月30日に南アフリカで開かれる「コムラッズマラソン」に参加する有森さんも全長89キロにも及ぶ過酷なレースの完走を目指しており、「過去2度挑戦したが、ゴールすることができなかった。3度目のチャレンジなのでぜひ走り切りたい」と目を輝かせている。
チャリティーサイト「ジャスト・ギビング」は01年、イギリスで生まれた。同国ではこれまでに1000万人以上が利用しているといい、ロンドンマラソン出場者の70%が取り組んでいる。日本では初となる珍しいプロジェクトだが、自分自身が挑戦するだけでなく、挑戦者の「応援」が手軽にできる点がユニークだ。詳細は「JustGiving Japan」のサイトで。