スタッフほぼ全員が女性 JALが「ひなまつりフライト」


「お見送り」をする整備士も、みんな女性だ

   経営再建中の日本航空(JAL)は「ひな祭り」にあたる2010年3月3日、整備や操縦のほとんどを女性スタッフが担当する特別便「ひなまつりフライト」を運航した。

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   09年に続いて社内の有志が企画したもので、機体整備や操縦、荷物の積み込み作業など、運航にかかわるスタッフ20人のうち、社内に有資格者がいない機長と整備責任者をのぞく18人を女性が担当。桃の飾りで彩られた羽田空港の搭乗ゲートでは、「全員一丸となり、皆様に選ばれるエアラインを目指します」などと手書きで書かれたメッセージカードや、ひなあられが配られた。

   副操縦士の立川円(まどか)さん(32)は、

「女性ばかりで運航すると、男性ばかりの時と違って明るい、柔らかな雰囲気になります。操縦でも、なめらかな、優しい舵(かじ)さばきができれば」

と意気込んでいた。

   フライトは、JAL1083便(ボーイング767-300型機)。午前9時半過ぎ、152人の乗客を乗せて、熊本空港に向けて出発した。

   全日空(ANA)も同日、同様のイベントを羽田空港で行った。<モノウォッチ

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