知られざる早稲田の「1937年」 土門拳の写真展開催


当時の「銀座の舗道」

   講談社は2010年1月7日から、東京・文京区の「講談社K-スクエア」で写真展「土門拳の早稲田1937」を開催する。

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   日本を代表する写真家、土門拳さん。「ヒロシマ」「古寺巡礼」など、戦後日本の社会の様相を切り取り、多くの作品を残している。そんな土門さんが20代半ばのころ、実質初めてともいえる「写真集」を制作していた。それが、1937年の早稲田大学政経学部経済科の卒業アルバムだった。

   名機「ライカ」を駆使し、早慶戦を埋め尽くす詰めえりの学生たち、喫茶店での語らいの様子などを撮影する。この「巨匠の原点」ともいえる土門さんの作品の数々が写真展で公開されている。昨年発売された「土門拳の『早稲田1937』」にも掲載されている写真1枚1枚が、戦前の青春群像をあざやかに蘇らせる。

   開館時間は11時から19時までで、祝日を除く月曜、火曜日は休館。入場は無料だ。

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