「倹約芸人」はオードリー 東京スター銀行調査で
ボーナスの使い道は「預貯金」が最多
不景気でもお金を貯め込んでいそうな若手の「倹約芸人」のイメージにオードリー、反対に収入以上にお金を使ってしまいそうな「散財芸人」に狩野英孝さん――。そんな調査がまとまった。
普通預金を活用してローン金利を下げる預金連動型ローンや、借り換え専用で繰り返し使える「スターワンバンクローン」を展開する東京スター銀行が、「預貯金と借り入れに関するアンケート調査」で、25~59歳の会社員やパート・アルバイト、専業主婦などの男女600人に聞いた。
オードリーは、テレビ番組などでその節約ぶりが取り上げられていて、イメージが浸透。6割を超える支持を得て、ダントツ1位の「倹約芸人」だった。一方、イケメンキャラの狩野英孝さんは、外見を気にして「見栄を張っていそう」な印象や「贅沢をしそうな雰囲気」のイメージが災いして「散財芸人」の第1位となった。
同調査によると、この1年間の預貯金の増減が「昨年(08年)よりも減った(減る見込み)」と回答した人は、全体の約半数(48.7%)に。また、冬のボーナスが出た人・出る予定の人(配偶者の分などを含む)で「昨年より冬のボーナス額が減少した」と回答した人は56.5%だった。「ボーナス制度はあるが、今冬は出ない」と回答した人も5.8%いた。
ボーナスが減った人、出なかった人の22%が「今年、キャッシング・カードローンを利用した」と答えている一方で、ボーナスが出た人の使い道では「預金・貯金をする」が58.1%にのぼり、以下は「生活費に充てる」(44.8%)、「ローンや借金の返済」(26.9%)と続く。
「なるべく預貯金(定期預金など)は崩したくない」という意識から、「買いたいものをガマンする」「極力外出を減らす」ことなどで対応。オードリーに負けず、地道な「倹約生活」を送っている庶民の姿が浮き彫りになった。