マイケル・ムーア監督が初来日 小倉優子と東証で「株談義」


「キャピタリズム~マネーは踊る~」で来日したマイケル・ムーア監督(右)と小倉優子

   映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」や「華氏911」などでの“アポなし取材”で知られるドキュメンタリー映画監督、マイケル・ムーアが、100年に一度の世界同時不況を題材にした新作映画「キャピタリズム~マネーは踊る~」の公開を前に、2009年11月30日、東京・日本橋兜町の東京証券取引所で記者会見を開いた。


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   ムーア監督は初来日。「いままで日本に来る機会に恵まれなかった。日本がもっと北米大陸に近ければ良かったのに。仕方ないので飛行機に乗ってやってきました」と軽くジョークを飛ばしたあと、荷物の積み残しトラブルで衣装がなくなり、身長190cmと大柄な監督はわざわざ力士専門店で服を調達してきたことや、入国の際に指紋を拒否してあわや国外退去になるところだったなど、来日に関する仰天エピソードを明かした。

   ほかに、現在拡大が懸念されているアフガニスタン戦争について、「オバマ大統領、あなたは戦争をご存じない。われわれは戦争を欲しない。戦後60年以上、平和の旗手として活躍してきた日本の方々と、このメッセージを分かち合えることをうれしく思います」と反戦を訴えた。


   その後、映画のテーマ“株の大暴落”に関連して株取引に造詣の深いタレント・小倉優子が駆けつけ、映画公開を記念して花束を贈呈した。「わたしも株をやっているので映画は興味深かったです。今年は(私の株は)プラスになったけれど、去年はだめだった」と語ると、監督が「かわいそうに」と花束を贈り返すハプニングもみられた。

   小倉は、「(映画は)アメリカの経済がわかりやすく描かれていて、わたしみたいな若い女の子でも大丈夫。あと、監督が色んなところに(突撃)取材に行くところが格好良かった」と感想を述べた。


   同映画は2009年12月5日から公開される。

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