三菱重工、高性能「マスク」を開発


家庭用エアコンのフィルター技術を応用した「マスク」

   新型インフルエンザや花粉症の予防に効果が見込めるといわれる「マスク」を、三菱重工業がつくった。世界で初めてタンパク質分解酵素と尿素を織り込んだ、独自の「バイオクリアフィルタ」を利用して、ウイルスや花粉などのアレル物質の働きを抑制する、高性能の「マスク」を開発した。

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   家庭用エアコンに搭載されている、空調フィルター技術を応用。酵素とともに、化粧品や医薬品などで幅広く使われている尿素をフィルターに織り込むことにより、アレル物質や各種ウイルスを変性させ、活動を抑え込む。

   マスク本体は4層構造で、手術室などの医療現場で使われている捕集率が高いサージカルマスクに、バイオクリアフィルタ機能を付加した。今後、商品化に向けたモニタリングに着手し、既存の高性能マスクをしのぐ「携帯空気清浄機」の愛称で市場を開拓する。

   なお、2010年2月16日~19日に東京ビッグサイトで開催される「HVAC&R JAPAN 2010 冷凍・空調・暖房展」にも出品。来場者へのサンプル配布も予定している。

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