「免疫力高めたい」女性6割超 理由は世代でさまざま
免疫力を高めたいという女性は多い(グラフ青部分)
グラクソ・スミスクラインは、かぜ等が流行するシーズンの到来を控え、女性を対象に「免疫力」に関する生活者意識調査を実施。その調査結果から、現代人の「免疫力」についてさまざまなことが分かった(調査期間は2009年10月22日から10月26日の5日間で600人から有効回答)。
まずは、20代~40歳代の女性に対する、「去年より免疫力を高めようという意識が向上したか」という問い(複数回答、以下同じ)で、全体の64.0%が「はい(向上した)」と回答。その理由をみると、20代女性が「新型インフルエンザが流行しているから」(64.8%)と多いのに対して、30代・40代の女性は「自分自身の体力の低下を感じたから」を理由として挙げる割合が高く、30代で68.1%、40代で77.4%にのぼっている。自身の体力低下を自覚し、免疫力を高めようと考えている女性たちが増えているようだ。
また、免疫力が低下したと感じるのはどんなときかを聞いたところ、「疲れやすい」が67.8%で最も多く、次いで「からだがだるい」(55.0%)、「やる気が出ない」(37.0%)となっている。年代別では、1、2位は全体結果と変わらないが、3番目に多かった項目として、20代は「肌荒れがひどい」(46.5%、n=200)、30代は「かぜをひきやすくなった」(43.0%、n=200)、40 代は「やる気がでない」(41.0%、n=200)。免疫力低下の自覚ポイントは世代間によって差が見られた。
「なつクリニック皮膚科」の福田奈津恵・形成外科院長は、「調査からもわかるように、かぜや肌荒れは、抵抗力がおちていることのからだのサイン。たとえば、かぜをひいた時に、口のまわりに水ぶくれができることがあります。別名『かぜの華』、『熱の華』などと呼ばれたりする『口唇ヘルペス』は、かぜで熱が出たときや疲れがたまったとき、いわゆる免疫力が低いときに発症しやすいものとして認識されています。早めに正しい治療をすれば、軽い症状でおさまります。同時に抵抗力をあげる生活習慣を身につけましょう」と話している。