4日でダウンロード10万回超 人気沸騰「セカイカメラ」の魅力


iPhoneをかざすと、こんな感じに「エアタグ」が見える

   街中に「iPhone」のカメラを向けると、他の人が残していった「つぶやき」や「メモ」が見える――。そんなユニークな無料アプリ「セカイカメラ」が話題になっている。開発したのはITベンチャー企業の頓智ドット(本社:東京都新宿区)。2009年9月24日の公開から4日間でダウンロード数が10万回を突破するほどの人気を集めている。

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   「エアタグ」と呼ばれるデジタル付せんにユーザーが書き込むと、GPSや携帯電話の基地局などから取得した位置情報とともに「セカイカメラ」のサーバーに登録される。その地点付近で別の人がiPhoneをかざすと、カメラの画像とともに「エアタグ」が画面上に表示される仕組みだ。

   すでに、大量の「エアタグ」が街中に張られていて、「このお店のオススメメニューは○○」などの有益かもしれない口コミ情報や、「すげえ!」といった個人的なつぶやきなどを見ることができる。2009年10月現在、「エアタグ」に投稿できるのは文字や画像、音声のみだが、近日中に動画の投稿やリンクの設定にも対応するという。

   「セカイカメラ」を活用した取り組みも始まった。頓智ドットが研究開発拠点を置く岐阜県は、クイズを解きながら岐阜県高山市内を散策する09年11月末までの期間限定イベント「クイズでおさんぽ」のコースに「iPhoneおさんぽコース」を設定した。

   散策コース上に、「セカイカメラ」で閲覧できる観光情報などの「エアタグ」を配置しており、飛騨高山の歴史や文化を学べるクイズのほか、商店街のお得な情報も「セカイカメラ」で確認できる。散策のスタート地点「ひだっち獅子ギャラリー」では、iPhoneの貸し出しも行っている。若者を中心に、iPhoneを初めて触る中高年の利用もあるといい、「毎日1件~2件の貸し出しがある」(同ギャラリー担当者)とのことだ。

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