ダルビッシュも「夢叶う」 幸せはこぶ「青いバラ」

   バイオ技術を用いて開発した、世界初となる「青いバラ」が2009年11月3日から売り出される。10月20日のサントリーの発表を各メディアが報じると、ネット上ですぐに話題となった。

   商品名は「サントリー・ブルーローズ・アプローズ」で、花言葉は「夢かなう」。青いバラは「不可能の代名詞」といわれ、開発に着手してから約20年かけて発売に至ったというエピソードも手伝ってか、多くの人がこのニュースに反応した。

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『高校生を思い出して、キュンとなる』


サントリー・ブルーローズ・アプローズ

   日本ハムのダルビッシュ有さんは、クライマックスシリーズ第2ステージが開幕した09年10月21日のブログで、「世界で初めて本物の花として作られました!!」と青いバラを興奮気味に紹介し、意味深な間を置いてから、「『夢叶う』か。」と締めくくっている。また、タレントの原史奈さんは、同じく10月21日のブログで、青いバラを「昨日だんなさんがイベントでもらってきてくれました」として、「お家の中が一気に華やかになりました」と結婚生活を盛上げてくれる幸せな花のように紹介していた。

   SNSの「ミクシィ」でも、09年10月22日現在、青いバラ関連のトピックスが約1000件立ち、「夢をかなえるための背中を押す」「今から面接に挑む私の為にあるように思えたよ」などと青いバラに元気づけられたとする声が多かった。また、こんなブログの記述もあった。

「私が高校2年生のころ、同じクラスの女の子が農学部を目指していて『将来、サントリーで青いバラを作ることが夢なの』と言っていた。当時の私には、彼女の夢がとってもまぶしかった。青いバラのニュースを聴くと、いろんな可能性を思い描いていた高校生を思い出して、キュンとなる」

   暗いニュースが続く中で、世の中に少しだけ幸せを運んでくれた出来事だったようだ。

   価格は1本2~3000円になる見通し。まず首都圏や京阪神地区、愛知県の契約生花店で売り出し、11年の全国展開を目指すという。

メンドーサ石井

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