読めば極楽!?  「仏欲」目覚める「お寺ガイド」


「マイ寺」、探してみる?

   京阪神エルマガジン社が2009年9月30日に販売したムック「関西の寺」が、関西圏の書店を中心に好調な売れ行きを見せている。

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   歴史的な背景から、多くのお寺が点在する関西。今回はこのうち京都・大阪・神戸・奈良・和歌山の寺院約30を取り上げた。

   ポイントは「仏像」を含め、「ランドスケープ(風景)」「建築」「庭」「アート」「テーマパーク」という6つの切り口から、それぞれ見所を持ったお寺をピックアップしていること。例えば、京都・一乗寺の曼殊院(建築)では、寺内でよく注目しないとわからない扉の引手・釘隠など細部のデザインを、奈良・葛城の當麻寺では、天井に描かれた計150枚もの日本画などを紹介しており、いつもとは違った角度からお寺の魅力に触れることができる。

   寺院紹介と合わせて、仏像の見方や庭の基本知識などをわかりやすく解説したコラムや、土産物特集、また、普段は表に出ない仏像を一般公開するスケジュールをおさえた「寺こよみ」など、サイド情報も充実。旅行者にとっては心強いガイドブックであると同時に、関西在住者にとっても地元のお寺をより深く知る機会となるだろう。

   価格は880円。

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