「週刊松本清張」がスクープか!? あさかぜの発着は「14番線」


『週刊松本清張』創刊号は10月13日発売

   東京駅の15番線に停車する「特急あさかぜ」を13番線から見通せるのは4分間しかなかった。松本清張の「点と線」で使われたトリックだが、当初、「あさかぜ」は15番線にはいなかったことが、2009年10月13日に発売されるデアゴスティーニ・ジャパン『週刊 松本清張』の創刊号「点と線」の取材で明らかになった。

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   1956年11月の国鉄ダイヤ改正で誕生した「あさかぜ」は当初は14番線に発着していたが、1か月もしないうちに15番線に変更。同誌では、この番線変更で、トリック自体も変更せざるを得なくなり、翌年1月スタートだった日本交通公社刊『旅』誌への連載が1か月遅れたと「推理」している。

   松本清張は、09年12月21日で生誕100年を迎えるが、『週刊 松本清張』(全13号)は、これを記念して、松本清張とその作品の魅力をさまざまな角度から紹介するもの。

   毎号、「ゼロの焦点」「砂の器」「天城越え」などの代表作を、あらすじや人物紹介といった作品解説はもちろん、作品の時代背景や創作秘話など貴重な資料や写真とともに清張作品の魅力に迫っている。ネタバレとなるトリック解説は、観音閉じになっているので、まだ小説を読んでいない人にも最適のガイドといえそうだ。

   創刊号「点と線」は、特別価格290円。2号以降は580円。全国書店、デアゴスティーニ・ジャパンHP、およびJ-CASTニュース・ショップにて発売。

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