ギャルを「小粋な女」に変えた 胸元・背中あらわな「花魁浴衣」
夏とえいえば花火大会。花火大会といえば、今年は特に浴衣姿の若い人たちが目立ちますね。浴衣姿だと普段よりも可愛く見えるということで人気を集めています!
しかし、ここ数年でギャルの浴衣姿が様変わり! それまでは帯の締め方を変えることぐらいしかできなかったのですが、伝統を覆すような新しい着こなし方がはやっているんです!
「小悪魔ageha」で紹介
花火大会行った~?
今回はその幾つかをご紹介したいと思います!
まず1つ目はその姿に度肝を抜かれる方も多いと思われる「花魁(おいらん)浴衣」!! これは本来キッチリ襟を合わせて着るところを、わざとはだけさせて胸元と背中を露出する着方の事で、帯も前で締めるようになっており、その姿はまさに「花魁」!!
キャバ嬢のバイブルと呼ばれる雑誌「小悪魔ageha」で紹介されると、あっという間にギャル界に浸透し、平凡な着方では満足できないセクシー系ギャルに大好評となりました!
次に浴衣に合わせるアレンジアイテムを紹介します。
まずは「レース」! 着物の半襟のように浴衣の襟にレースを付けたり、帯締めの代わりに使用したりします。ふつうに浴衣を着るよりも女の子らしい印象になるという声が多く、姫系ギャルの中ではこのアレンジが大人気! 洋服をリメークするように、浴衣もリメークしてしまうんです!
その他にも姫系ギャルに欠かせないアイテムがあります。それは「兵児(へこ)帯」! 昔から男性や子供が着る着物の帯として用いられてきましたが、今のギャルは帯のアレンジに使用するんです! 後ろで蝶々結びにしてボリュームを出すのがギャルの常識! 兵児帯の柔らかくフワフワした素材感が姫度をグ~ンとアップさせます。
浴衣にビーサン?
このように今までは想像も付かなかった小物達で新しいムーブメントを起こしています! その発想力は小物のアレンジだけではなく、浴衣着用時ならではの悩みまで解消してしまったんです!!
その悩みとは「下駄ずれ」! 下駄の鼻緒が足の甲にすれて皮がめくれたりするのですが、その痛みが毎年浴衣を着る人を悩ませていました。そこでギャルは驚くべき行動に出たのです。それはビーチサンダルや普段履きしているサンダルを履くこと!
実際、リアルなギャルに聞くと
「お祭り&花火大会は移動が多いから下駄だと楽しめない!」
「下駄っぽいデザインのサンダルも多いし、サンダルの方が絶対ラク!」
との声が多かったです。
このように、身近にあるものを代用することも浴衣アレンジの1つと言えます。
その他にも、モデルがプロデュースしている浴衣が増え、浴衣自体にも変化が起きています。今までの古典的な柄とは異なり、ラメをちらしてギャルっぽさを演出したり、ヒョウ柄の帯でインパクトを出すなど、ギャルモデルのオリジナリティー溢れるアイデアが満載のものばかり! ギャル達の想像力とそれを形にする行動力にはいつも驚かされます!
今後はどんな伝統をギャル流にアレンジしていくのでしょうか。ギャルの未来に乞うご期待です!
GRP副編集長 アミーゴ