美術と科学のクロストーク 


「植物を育む言語又は'反照している'を見る」の展示風景

   東京六本木の国立新美術館では、開催中の「野村仁 変化する相―時・場・身体」展に出品されている作品「植物を育む言語又は'反照している'を見る」をめぐり、展覧会担当研究者である平井章一さんと日本科学未来館の科学コミュニケーターの森田由子さんが美術と科学の2つの観点から語り合うイベントを2009年7月10日に開催する。

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   「植物を育む言語又は'反照している'を見る」は、さまざまな色の発光ダイオード(LED)を植物に当てる作品。LEDによる植物の生育や、語りかける言語(LEDの色彩)の違いによる成長の差などを、アートとサイエンスの側面からそれぞれ検証していく。

   2009年11月21日から翌年3月22日まで未来館で開催される企画展「'おいしく、食べる'の科学展」にも繋がる内容になっているそうだ。

   野村仁さんは、写真を用いて重力や時間を表現してきた現代芸術家。「物が今ここに在るとはいかなることか」や「物や時間によって成り立っているこの世界とは何か」などについて、写真だけでなく映像や音などのさまざまな媒体を通じて芸術的探求を行っている。

   イベントは、18時から19時まで。

   開催場所は国立新美術館3館研修室A、B。予約不要で参加費無料だ。

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