災害時の「電源」が太陽光なら安心
防災グッズにはいろいろあるが、地震のとき必ずもっていきたいモノとしてあげられたのが、「財布」に「携帯電話」、「眼鏡・コンタクトレンズ」。死者・行方不明者23人を出した岩手・宮城内陸地震から1年が経過したことを受けて、KDDIが行ったインターネットでの緊急アンケートでわかった。財布の次に必要とされた携帯電話。気になる安否の確認など、「安心感を与えるアイテム」として認識されているようだが、意外な「落とし穴」も発覚した。
「充電器」が意外な盲点に
ソーラー携帯なら災害時も安心(写真はauのSOLAR PHONE SH002)
KDDIが20歳~49歳の男女を対象に、2009年5月31日~6月2日にインターネットで行った震災時の防災対策に関する緊急アンケートによると、「非常時に必ず持っていくであろうモノ」の上位は、トップが「財布」(42.9%)、次いで「携帯電話」(23.8%)、「めがね・コンタクトレンズ」(11.1%)と続いた。
地震などの大災害のとき、まず気になるのは離れた家族や友人の安否。その確認などに使われるのが携帯電話で、84.7%の人が安否の確認に「自分の携帯電話」を使うと答えた。声を聞くことで安心できる、いわば「心の安定」に必要なアイテムになっているのだろう。 携帯電話には通話以外にも時計としての機能や照明、インターネットの利用や災害伝言サービス、ワンセグ機能を利用してテレビでの情報収集など、災害時に活用できる機能がさまざまある。そんな便利さもあるに違いない。
しかし、意外な盲点になっているのが携帯電話の「充電器」。ふだんから充電器を持ち歩いている人は圧倒的に少ないので、いざというときに気が回らないわけだ。 使えるはずの携帯電話が電池切れで使えないとなると、逆に不安が募りストレスにもなる。 アンケートによると、災害時の充電対応例では、持っている人に借りる、コンビニエンスストアに売っている簡易充電器を買う、あるいはコイン充電台を利用する、携帯電話会社の公式ショップで充電サービスを利用するなどで対応している。 誰かを頼らざるを得ないし、品切れや待ち時間が長くなるなど、やはりイライラが募りそう。
そんなこともあって、最近「ソーラー携帯電話」が注目されている。太陽光で充電できるソーラー機能をもつ携帯電話であれば、充電器がなくても「充電切れ」の心配がない。 太陽光発電による約10分の充電で、約1分の通話と待ち受け時間が約2時間延長できるし、充電状況がひと目でわかるようになっている。災害用伝言サービスの利用や広域避難所がわかる「避難所マップ」、会社から自宅などの帰宅ルートを支援する「帰宅支援マップ」が作成できる機能も付いていて、災害時には大助かりの携帯電話といえそうだ。
auソーラー携帯電話の詳細は、http://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/kishu/sh002/index.html。