知ってた?ビジネスマンに必須の肌ケアとは

   不況の中にあっても、活況を呈しているのが男性用肌ケア市場。データによると前年比4.9%(*)と着実に伸びているという。この裏には、ビジネスマンも肌を清潔にしていないと女性の印象が悪かったり、仕事がデキないと思われたりする事情があるらしい。そこで開かれたのが、大塚製薬が実施した「働きざかり男性のためのイメージアップ入門」と題したマスコミ関係者向けの勉強会。のぞいてみると会場は満席で、講師の話に耳を傾ける真剣な顔が並んでいた。

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いいビジネスにつながる「肌づくり」


勉強会で講師を務めたタカノミチコさん(上)と吉野昇所長(下)

   化粧とは無縁、肌ケアにも無頓着な働きざかりの男性にとって、肌がカサカサ、ごわごわする「乾燥肌」「日やけ肌」や脂ぎっている「テカリ肌」、疲労や食生活の乱れなどによる「タルミ肌」は珍しくない。ただ、いくら仕事がデキても不健康に見え、年齢よりも老けて見られることが多々あるのも、悲しいが現実だ。参加者していたある男性は「40歳になって、しみなどが気になるようになった」と漏らしたが、同じ40代の記者にとっても他人事ではないだけに、勉強会の講師を務めたへアメイク・イメージコンサルタント、タカノミチコさんの話は目からウロコが落ちる思いだった。

「いい肌は、いいビジネスにつながる。男性にとって、肌ケアは今や最低限の身だしなみです。人が相手に与える印象は、見た目や表情・しぐさで半分決まってしまい、話す言葉、情報はわずか7%だと言われているのをご存じでしょうか。服装も、きちんとケアされた肌でこそ映えるものなので、人に会う機会の多いビジネスマンにとって肌ケアは絶対に欠かせないのです」

   仕事は内容第一、コミュニケーションも言葉でするものだと、肌のテカリなどまず気にしなかったが、どうやらそれでは今の世の中、かなり厳しいらしい。

保湿と紫外線対策が1本でできる日やけ止め登場


男性向けスキンケア商品「UL・OS」シリーズ

   現実を知らされただけに、今回の勉強会の中で紹介された大塚製薬の男性向けスキンケアシリーズ「UL・OS(ウル・オス)」には関心を持たざるを得ない。同シリーズの商品開発に携わった大塚製薬・大津スキンケア研究所の吉野昇所長は「ポイントは保湿です」と語り、次のように説明してくれた。

「『UL・OS』シリーズは、化粧品と医薬品を合わせた同社独自の発想から生まれたコスメディクス(=健粧品)商品で、『肌から健康を考える』がコンセプト。健康な肌とは水分環境が整った、潤いのある状態をいうのですが、『UL・OS』では、特にミドルエイジの男性の肌で乱れがちな水分と脂分のバランスに着目しました。保湿成分のAMP(アデノシンリン酸)を配合し、角層水分量を増やして肌の上層部に水分を供給する水分蒸散の作用で肌を保湿できるんです」

   聞けば、「UL・OS」シリーズは 08年9月の発売以来、翌09年4月までに10億円の売り上げを記録。発売当初こそ20代の若者がコアユーザーだったが、最近では40代を中心に売れているのだという。そんな「UL・OS」シリーズに、3月から日やけ止めが新商品として加わった。AMPの優れた保湿機能はそのままに、肌を乾燥させシミやシワなどの「老け顔」の原因となる紫外線をしっかりカット。ベタつきを嫌う男性に毎日使ってもらうため「さらっとした使用感」にこだわった。顔もカラダも「保湿しながら紫外線対策」が一本でできるので、アフターシェーブローションや制汗スプレーしか使ったことのない肌ケア初心者の男性にとっても非常に便利。ハーバルミントのさわやかな香りもいい。こうした「男性目線」の商品開発が、売り上げを伸ばしている要因と言っていいだろう。

   これからは男性も、ビジネス力アップのため健康的な肌づくりに取り組む必要がありそうだ。

   *株式会社総合企画センター2008データより

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