「差別」を受けたからこそ 分かる「ギャル」たちの思い
前回のコラムはかなり反響が大きく、SGR一同驚いています。
日に日にコメント数は上がり、気付けば100件以上。
皆様からのコメントは、一語一句拝見させて頂きました。
まずはコメントして下さった方々へのお礼と、私達自身、皆様からの貴重な意見や考え方を知ることが出来すごく勉強になりました。
また、コメントだけではなく、元ギャルの一般の女性の方からは、直接SGRにお電話を頂いたほどです。
前回のSGRひぃが綴るコラムに続き、今回は私まぁ~さがペンを取らせて頂きます。
「コンビニに入ると嫌な顔をされる」
ギャルであることは「個性」「らしさ」だと・・・
ひぃと同様に、"アラサーギャル"と呼ばれる私。
とはいえ、今ではメイクもファッションも落ち着き、1人の女性として生きています。
でも、未だにこの気持ちだけは変わりません。
「ギャルの偏見や差別をなくしたい」
ギャル真っ盛りだった高校時代には色々な偏見を持たれ、差別も受けて来ました。
コンビニに入ると嫌な顔をされる、電車の隣に座席には誰も座ろうとしない…etc。
白髪を真っ黒に
私自身が受けてきたこうした差別は、少なからず現代のギャルも経験しているようです。
「何もしてないのに変な目で見られる」
「何か悪いことがあると自分たち(ギャル)のせいにされる」
私もこういった気持ちを感じていた一人です。
当時、偏見を持たれたり、差別を受けるうちに、多少躊躇はあったものの、自慢だった白髪(ハクハツ)を真っ黒にしました。社会に対しての自分なりの反発と言うのでしょうか。
しかし、それまで白だった髪をいきなり真っ黒にする訳ですから、自分以上に周りが違和感を覚えたようです。
仲良しのギャル友からは「前の方が似合ってた!」と言われ、仲良しだったクラスの先生からも一言。
「何で真っ黒にしたんだ? 白髪だったのは、お前の"個性"だったのに"らしさ"がなくなったじゃないか!」と…。
その時に、ハッっと思い知らされました。
"個性"や"らしさ"というカテゴリーが、自分達の場合は"ギャル"だったということ。
要するに、自分達を表現する方法が"ギャル"だっただけであり、個性を出すための一つのカテゴライズだったということ。
つまり、ギャルメイクやギャルファッションを可愛いと思い感じるのは、彼女達の自己表現の一つなのです。
どんな"ギャル"でも、結局のところは、1人の女性であることには何ら変わりはありません。1人の人間だということ。
もちろん、考え方や好みなどがそれぞれ異なるように、考え方は十人十色です。
「我が身をつねって人の痛さを知れ」
私の考えに対し、賛否両論あると思います。
ただ、彼女たちは、自分たちが偏見や差別を受けているからこそ、人に対して見た目で判断するというような"先入観"を持つことは少ないと思います。
「我が身をつねって人の痛さを知れ」と言うことわざがあるように、痛みが分かるからこそ、他人に対し思いやりに溢れたギャルが多いのもその一つだと思います。
彼女たちが"先入観"で人を判断しないのも、こういったことがあるからと言えるでしょう。
―――「自分が"ギャル"っていう"先入観"で判断されたくないから、誰に対しても"先入観"は持たないようにしてるよ!」―――17歳のギャルが私に伝えてくれた言葉です。
有限会社SGRまぁ~さ