ギャルが「教師」にキツイ一発 「もっと私を見て欲しかった」
昨今、「教師」に関するさまざまな問題が報道されています。
「児童買春容疑で元教諭逮捕」
「セクハラ・体罰により教諭停職」
「教諭が集団体罰」などなど。
あげたらキリがありませんが、こうした状況が「教師」の権威を失墜させ、生徒たちからの尊敬も得られないということになっているようです。
果たして、いまのような事態をギャルたちはどう思っているのか? 「教師」や「教育」に対する考えとは?
今回は、私たちが行ったリサーチをもとに、話を進めたいと思います。
急増している「退学」
先生、ちゃんとしてね
いま、全国の高校生(15歳~18歳)の8割は「公立・私立・国立等の高校」に通っていますが、関東では高校を中退(もしくは中学を卒業)して、「通信制」や「大検」のような自分にあったカリキュラムで「卒業資格」を取得する学校に通う高校生が急増しています。その中におけるギャルの割合は低くありません。
退学の理由としては、
「校則が厳しい意味が解らない!」
「バイトが出来ない理由や、メイクをしてはいけない理由が解らない」
などが目立ち、それにまつわる意見としては、
「意味無く怒らないで欲しい!」
「生徒に怒る前に自分を見直して欲しい!」
「校則破ると怒って停学になるのに、イジメをしている現場はなんでシカトするの!」
などがありました。
先生に刃向かってみても、結局自分の立場が弱くなる一方で、最終的には居場所が無くなって中退という選択になってしまうようです。
もちろん、学生である以上「勉強」は義務(必須)(高校は違いますが世間的には必要とされているという意味です)。
彼女達も単なるワガママではなく、学校に通って勉強しなくてはいけないという事は知っているんですが、「なぜ怒られたのか」とか、「勉強する意味」、「学校ではメークをしてはいけない」といったあたりが理解できていない。
ただ、彼女たちにも言い分はある。
「もっと私を見て欲しかった」
「校則は守るけど、時代もあるんだから少しは理解して欲しい」
そんな寂しい思いを持ったまま、自分の個性を殺さず生かせる「通信性」や「大検」を目指す子が増えてしまいました。
「教育現場」での思春期の子供たちは、自分に対する「言葉」や「評価」にとても敏感な時期です。他人からの「評価」が自分たちの存在意義を決定付けるプロセスの一つである、と認識しているのではないでしょうか。
「教育」現場での問題が騒がれる今だからこそ、教師は「同じ立場で理解をしてあげて、しっかり評価してあげて、個性を生かし、一人ひとり将来のビジョンをしっかりを見せてあげれる環境を作ってあげてほしい」と私は思っています。
有限会社SGRひぃ