「ギャル」って何歳まで? ここでハッキリさせましょう
このコラムを読んで下さってる男性、女性の皆さん。
たぶん、「ギャル」というものをボンヤリと理解されているのではないでしょうか。
私たちも「ギャル」と呼べる年齢の範囲や定義について、このところよく尋ねられることがあるので、今回はある程度、明確にさせておきたいと思います。とはいっても、奥が深いから、白か黒か、みたいにはいかないかも・・・。
「ギャルになりたい」と思ったときから始まる
みんな、ギャルへの旅の途中なんですね
まず、実はギャルにはこれという「定義」というものがありません。何をすれば「ギャル」になるとか、なれるとか、そういう簡単なものではなく、
「ギャルになりたいなー」
って思った瞬間からギャルになる「旅」が始まるんです。
ある意味では、この段階から「ギャル」に含めてもいいのかもしれませんが、彼女たちの「旅」はまだまだ先が長い。「ギャル」として完成するためには、「オシャレ」や「メーク」が大好き、最新情報に敏感、自分から発信していく力がある、仲間意識が強い、上下関係がしっかりしている、独特の世界観を持っている・・・など、さまざまな「条件」を備えなければいけないんです。
それらの条件が備わっていき、目標が達成されてはじめて「ホンモノ」の「ギャル」になるワケですね。
ハタから見て「ギャルっぽい」と思った子に、「ギャルだよね」といっても必ず返ってくる答えが「私はギャルじゃない」というのは、そういう理由です。
ここで「結論」的なものに触れるならば、「ギャルになりたい」と思ったときから、「卒業」までをいう。そして、「卒業」を迎えたギャルは、世の中の「ルール」に溶け込んでいくのです。
いずれにしても、せいぜい高校の3年間ぐらいだったものを、「ギャル」年齢の幅を広げる役割を果たしたのが、ギャルの元祖カリスマである歌手の安室奈美恵さんです。
1995年に「アムラー」と呼ばれるコたちの存在がクローズアップされ、世の中のファッションに敏感な女の子達はほぼ安室さんのやることすべてに影響されました。
そこから、「ヤマンバ」「マンバ」・・・と進化し、アムロさんの影響以外でのギャル像が世に出てきましたが、基本的にギャルは「アムラー」の進化形なのです。
その「アムラー」も今や26~30歳。
彼女たちも一度は「ギャル」を卒業しながら、安室さんが結婚や離婚を経験し、なおかつ活躍するのをみて"自分の卒業はまだだった"と、「ギャルへの旅」に戻っているのです。
それを証明するように、このところのギャルファッションもOL層に認められるものであったり、26~30歳で会社を立ち上げるなど、ビジネスを積極的に行う人が増えたのです。
「ギャル」として備えたい要素は時代の流れとともに増えるもの。よって、「卒業」までの歳月は長くなりつつあるワケですが、みんな安室さんに負けじと頑張っていますので、温かい目で見てください。