「日本女優が弱いと思われたくない」 綾瀬はるか「女優魂」披露


綾瀬さん(中央)が「女優魂」披露

   女優の綾瀬はるかさん(23)が主演する映画「僕の彼女はサイボーグ」が2008年5月31日、公開初日を迎えた。東京・有楽町の映画館では、綾瀬さんらの舞台あいさつが行われ、撮影時のエピソードが披露された。

   綾瀬さんは

「本当に、やっと公開、という感じで、ドキドキしています」

と感慨深げな面持ち。共演の小出恵介さん(24)も、

「これまでで一番大変な撮影で、一番怖い監督でした。本当に自信を持って『面白い!』と思 える作品です」

とアピールした。

   同作品は、綾瀬さん演じる「サイボーグ」に小出さん演じる青年が想いを寄せる様子を描いたSFラブストーリー。映画には、チャイナドレスで踊る綾瀬さんが勢いあまって壁にぶつかってしまうシーンも登場するが、その撮影のとき、綾瀬さんの鼻が腫れてしまったのだという。

   そのときの綾瀬さんの態度を、韓国映画「猟奇的な彼女」でも有名なクァク・ジェヨン監督が披露。クァク監督は綾瀬さんに病院へ行くように勧めたが、綾瀬さんは目に涙をためながら「行かない」と答えたという。

   その理由は、

「日本女優は弱い、というイメージを与えたくないから」。

   この「女優魂」に、会場からは拍手がわき起こっていた。

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