ベルギーのジンジャーブレッドメーカー「Vondelmolen(ヴォンデルモーレン)は、「フランダースの生姜パン」を、2025年4月13日に開幕する大阪・関西万博のベルギー王国パビリオンの土産コーナーで販売する。
東京都内のベルギー大使館で3月6日に開かれたイベントで、「フランダースの生姜パン」が紹介された。
ライ麦を使用、独特の風味
ヴォンデルモーレンは1867年創業と、150年以上の歴史がある。
イベントに登場した同社CMO、シャーロット・ヴァント・クルースターさんの話によると、「フランダースの生姜パン」は、ライ麦粉、砂糖、蜂蜜、ショウガ、スパイスで作られるパンだ。脂質がほぼ入っておらず、健康的だという。
小麦ではなくライ麦を使用しており、独特の風味がある。また製造過程で、袋詰めされる前にパンの端を切り落とすが、捨てることなく新しい製品を作る際に原料の一つとして加えられる。
フランダースと聞くと、日本ではテレビアニメにもなった「フランダースの犬」を連想する人がいるだろう。フランダース地方を舞台とするこの物語で描かれる「希望」「忍耐」「情熱」が、ヴォンデルモーレンの価値観と共通していることから、商品に「フランダースの生姜パン」と名付けたとの話だ。
大阪・関西万博のベルギーパビリオンでこのパンを販売する理由を、ヴォンデルモーレン広報に聞いた。ベルギーというと、チョコレートワッフルのイメージが強く、これに負けないくらい「フランダースの生姜パン」の知名度を上げたいとの話だった。
万博では、「フランダースの生姜パンクランベリー入り」「フランダースの生姜パンハニーとパールシュガー入り」「フランダースの生姜パンアーモンド入り」の3種類が販売される。