メタバースの活用事例が増えてきた。企業や個人だけでなく、2024年では自治体がインフルエンサーなどとタイアップし、観光地をアピールするようなケースが増えたようだ。
J-CASTトレンドは、特色のある自治体メタバースを取材した。その一部を紹介しよう。
世界遺産20周年
■メタバースで「秋田ぐらしの魅力」知る謎解きゲーム オンライン・オフラインのイベントも予定
秋田県が開設する「あきた移住・交流メタバース万博」の仮想空間(メタバース)で、オンライン謎解きゲーム「アキタメタバース謎解き〜電脳空間ウイルスメタバスター〜」が、2025年2月16日まで実施される。秋田の美しい風景や文化を舞台に、メタバース内でのウイルス討伐ミッションに挑戦する。アクセスできる時間は、朝8時30分~24時だ。
インフルエンサーとタイアップしたオフライン・オンライン同時イベントを、2024年11月~25年2月の期間中に計4回実施。ゲストインフルエンサーとして、YouTuber「いけちゃん」や「せりしゅん」が招かれる。
■高野山の2大聖地が360度VR動画に 「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産20周年で
「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されて20周年を記念し、360度VR観光動画「高野山 壇上伽藍・金剛峯寺」と「高野山 奥ノ院」が2024年8月2日、YouTubeチャンネルで公開された。
このVR動画は、英字での説明も含む。動画内をクリックしマウスを動かすと、360度回して見られる点が魅力だ。
■「バーチャル大阪駅」さらにパワーアップ VRのステージでパフォーマンス、企業出展も視野
JR西日本(大阪市)は、スマートフォン向けメタバース「REALITY(リアリティ)」で、「バーチャル大阪駅 3.0」を2025年3月まで開業している。実際の大阪駅をバーチャル上に再現しており、スマホがあれば誰でも入れる。
前回23年3月に開催した時と比べると、ユーザーが描いたイラスト展示や、ステージ上で歌を歌ったりとパフォーマンスをアピールする人、それを見たい人が集まる空間が新しくできていた。