2024年は、企業や団体がメタバース(仮想空間)を活用するケースがいくつもあった。新商品の魅力をアピールしたり、仕事や学校終わりに定期的に集まって交流したり、メタバースの活用の幅も広がりをみせてきたようだ。
メタバースの魅力を調査し、発信するために生まれたJ-CASTトレンドのVR記者「カスマル」が、この1年に取材した各種メタバースを振り返ろう。
観客から驚きの声が...
■メタバースで倉庫業務......叫び声、そしてドアが 出庫したのは荷物ではなく
京セラ(京都市)は、高耐久の3Dモデルを使用し、入庫・出庫作業などの倉庫業務を体験できるワールド「Kyocera Mobile World」を制作。メタバースプラットフォーム「VRChat」上に、2024年1月19日から3日間公開した。
VR記者カスマルが、実際に体験した。「Kyocera Mobile World」に入ると、京セラスタッフの案内で倉庫にワープ。「倉庫に届いた商品や荷物を受け取る」入庫作業などを行い、実際にリアルな現場で行われている業務をバーチャル体験できた。
■男女混合「無差別級」で試合、汗ダラダラ 殴られても痛くない「VRボクシング」
メタバースプラットフォーム「VRChat」上にある、ボクシングジムを模したワールド「VRCボクシング練習会」。毎週木曜と日曜に集まり、試合やトレーニングをしていた。
VR記者カスマルは、練習会に参加。すると軽快なフットワークで、観客から驚きの声が...。
■早朝4時まで雲海ラップバトル VRの「空中都市」でライブや交流楽しむ
「Magurojuice」さんが制作したワールド、雲海区(雲海地区)、雲海駅、灰月庵(Ash Moon Hermitage)では、「空中都市ライフ」を楽しめる。
雲海駅では、ホーム上にDJスペースを作って、音楽イベントをできるようにしているという。主に、複数人が輪になって即興でラップバトルする「サイファー」や、ダンスバトルなどの会場に使用されている。なお、ここには24時を回ってから人が多く集まる。