高カカオチョコ食べるタイミングは 「蒲郡スタディ」10周年記念イベントで解説

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健康を考えるきっかけのひとつに

   「チョコレートに脂肪分として含まれているカカオバターは、果物に多く含まれているカロテン類の吸収を助けます」と大澤氏。そのうえで、組み合わせるとよい食べ物としてオレンジ、バナナ、パイナップルなどを挙げた。イチゴやベリー類、干しブドウなどアントシアニンを多く含む食品素材、抗酸化成分を多く含むナッツ類との組み合わせも望ましいという。

   大澤氏によると、ポリフェノールの量が普通よりも2、3倍という高カカオチョコレートの方が「有用成分を摂取しやすいと言えると思います」と述べた。

   今回の10周年記念のイベントにあわせ、明治は11月25日から、蒲郡市内の喫茶店(10店舗)で高カカオチョコレート3200個を提供。店舗ではモーニングなどの提供時に「高カカオチョコレート」が1人1枚配布された。

   「蒲郡スタディ」は、蒲郡市内外の45~69歳までの347人(男性123人、女性224人)に4週間、カカオポリフェノールを多く含むカカオ分72%のチョコレートを毎日一定量(1日5gを5枚、約150 kcal)摂取してもらい、摂取前後の血圧測定や血液検査などで身体の状態の変化を検証。生活習慣病罹患者における愛知県内ワーストの状況を改善するなど、健康を考えるきっかけのひとつとなった。

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