パリ五輪が開幕した。小中学生はどんな競技に興味があるのだろうか。
子ども向けサイト「ニフティキッズ」を運営するニフティ(本社・東京)の調査によると、「バレーボール」の人気が高いことがわかる。
自分が出るなら「バドミントン」
ニフティは2024年7月18日、五輪・パラリンピックに関するアンケート調査の結果を発表した。小中学生を中心とした子どもたちを対象に、今回のパリ五輪で興味のあるスポーツや注目している選手などについてたずね、2103人から回答を得た。
「今回のパリ五輪で、一番興味があるのはどの競技?」という質問に対しては、「バレーボール」(11.5%)が最も票を集めた。2位は「卓球」(7.5%)、3位は「サッカー」(6.1%)で、バレーボールの注目の高さがうかがえる。
バレーボールに興味が沸いた理由としては、「最近日本代表のバレーをみていてとても楽しいから!」「ハイキューで興味が出た」などが挙げられた。テレビの試合中継や漫画がきっかけとなった子もいるようだ。
一方で、「もし自分が五輪に出場するとしたら、何の競技がいい?」(複数回答可)という質問に対しては、「バドミントン」(24.7%)が最も支持された。なお、「卓球」(2位・22.3%)と「バレーボール」(3位・21.0%)も人気は高い。
金メダル予想は「6~10個」が最多
なお、パリ五輪への注目度や期待の「低さ」がうかがえるデータもある。
「今回のパリ五輪で、一番注目している日本の選手は誰か教えて!」という質問に対して、最も多かったのが「注目している選手はいない」(687票)という回答だ。2位の「池江璃花子(水泳)」は84票にとどまり、1位との票差は大きい。
池江選手を応援する声には、病気からの復活に対して「すごい」との意見が多かったという。「今まで何回もオリンピックに出ているし、病気に打ち勝って、もう一度水泳選手になったのがすごい」「道徳の授業で習って、なんてすごい選手なんだ...! と思った」という声があった。
「今回のパリ五輪で、日本はどのくらい金メダルを獲得できると思う?」という質問に対しては、「6~10個」(28.3%)の予想が最多だった。次いで多かったのは「1~5個」(16.7%)で、20個以下を予想する子どもが大半だ。なお、「30個以上」(9.3%)を予想する子どもも一定数いる。
2021年の東京五輪では、日本は史上最多の金メダル27個を獲得した。子どもたちの予想をいい意味で裏切ってほしい。