学研ホールディングス(東京都品川区)のグループ会社、Gakkenは「アイラップで簡単レシピ おうちごはんの大革命!(著:橋本加名子)」を2024年5月23日に発売した。
食品の湯せんや電子レンジ加熱、冷凍・冷蔵保存にも使える食品用ポリ袋、アイラップを使ったレシピ&アイデア105個を収録している。価格は税込1760円。
簡単・時短で、おいしい「ワザありレシピ」
同書では、下ごしらえから完成まで手を汚さずに済んだり、漬け込んで下味冷凍しておくことができたりと、「簡単」と「時短」が同時に叶うレシピの数々を紹介。電気が使えない災害時にも役立つ、アイラップを使った炊飯法なども掲載している。
PART1 ラクラク! 時短テク満載! アイラップでおいしい! ワザありレシピ
その1:ひと皿ごはん(ナポリタン、カオマンガイ、クリームパスタ、ビリヤニ ほか)
その2:2品献立(ハンバーグ、プルコギ、エッグベネディクト ほか)
その3:野菜の下ゆでもアイラップで簡単! 時短!(ポテサラ、かぼちゃスープ ほか)
PART2 びっくりおいしい! アイラップでらくちん! メインおかず
ルーローハン、肉じゃが、ミートローフ、ブイヤベース、スパニッシュオムレツ、豆腐つくね ほか
PART3 材料を入れてもむだけ! アイラップですぐでき! 野菜のおかず
キャロットラペ、セロリとたこのマリネ、キャベツのコールスロー ほか
PART4 まとめ買いして使い切る! アイラップで下味冷凍レシピ
その他、コラムとして、「アイラップQ&A」や「災害時にも役立つ! ごはんの炊き方&レシピ」、「アイラップ『中の人』インタビュー」などがある。
「日常使い」も「イザという時使い」も
アイラップを販売する、岩谷マテリアルのSNS運用責任者(ザンギマン)こと、坂本英明さんを取材した。24年からは「防災士」としても活動している。
同社の立場上、レシピ自体には関与していないものの、能登半島地震で話題となった「アイラップ炊飯」(120ページ)や、SNS担当への取材(124ページ)などで協力しているという。なおアイラップ炊飯に関しては、坂本さんの実演を収録している。
坂本さんによると、同書はアイラップの特徴を活かした「湯せん」、「電子レンジ」、「冷凍」を駆使した構成となっている。特筆すべきは「イザという時に活用できる『湯せん』レシピが充実している点」にあると話す。
「アイラップは日常生活で活躍するポリ袋ですが、災害時には防災用品として活用できる『フェーズフリー商品』でもあります。各ご家庭においてもぜひローリングストックしていただきたいですね」
「フェーズフリー」の商品とは、日常はもちろん、非日常(災害時)にも役立つモノを指す。「ローリングストック」は、備蓄食品を賞味期限が切れる前に消費し、都度買い足して備える方法のことだ。