小中高生の視力低下続く 裸眼視力「1.0未満」過去最多

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ネットを長時間利用

   原因として指摘されているのは、スマホやタブレットの長時間使用だ。

   内閣の「青少年インターネット利用環境調査」(2022年度)によると、満10歳から満17歳の子供たちのインターネットの平均利用時間は、約4時間41分。前年度から12~17分増加した。高校生は、約5時間45分。中学生は、約4時間37分。小学生(10歳以上)は、約3時間34分。年齢と共に、利用時間も増加傾向にある。

   使用目的別では、ゲームや動画の視聴など「娯楽」で使われる時間の多さが際立っている。長時間の画面凝視が目に悪い影響を与えている、とみられている。

   日経新聞の取材に、日本眼科医会の柏井真理子常任理事は、「成長期に近くのものを見続けると角膜から網膜までの『眼軸』の長さが伸びて近視になる」と説明している。 

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