江戸時代に戻る?
長期的に見ると、日本の人口はさらに減少が加速すると予想されている。朝日新聞は4月16日、「2120年 日本は人口3000万人?」という記事を掲載している。
経済学者の森知也・京都大学教授らのシミュレーションによると、100年後の日本では、総人口は3000万人から5000万人ぐらいまでに減るという。森教授は「江戸時代と同じ3000万人台に減るというのが現実的な想定なのですが、行政も国民も危機感が足りません」とコメントしている。
また、共同通信は4月19日、「744自治体、消滅可能性 4割超、30年間で女性半減」という記事を配信している。民間組織「人口戦略会議」がまとめた報告書によると、2020~50年の30年間で、子どもを産む中心の年代となる20~39歳の女性が半数以下となる自治体は「消滅可能性」がある。全体の40%超の744自治体が該当するという。