証言と短編ドラマで構成
映画は、殺された川口大三郎さんを知る当時の関係者や、ほぼ同世代の評論家、池上彰さんや内田樹さん、共産主義運動に詳しい佐藤優さんら知識人たちの証言と、早大出身の劇作家、鴻上尚史さんによる短編ドラマ部分で構成されている。
監督は「三里塚に生きる」「きみが死んだあとで」など「大衆闘争」に関する映画で知られる代島治彦さん。上映時間134分。
映画の原案となったノンフィクション『彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠』を書いた樋田毅さんは事件当時、早稲田大学文学部1年生。殺された川口さんの1年後輩に当たる。直接の知り合いではなかったが、語学のクラスが同じだったこともあって、生前の川口さんを間近で見かけたこともあった。