「難関資格」目指すスポーツ選手たち 医師や弁護士、公認会計士など

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医師国家試験に合格も、競技を続ける

   一方、すでに難関を突破したものの、今も競技を諦めきれない人もいる。

   スポーツ報知によると、ウエスタン・リーグに新規参入した、くふうハヤテの竹内奎人投手(24)は、24年3月15日、医師国家試験に合格したことを報道陣に明かした。現役プロ野球選手の医師試験合格は異例中の異例だ。

   U-15では日本代表入りし、世界7位になったこともある野球少年。静岡高校時代は甲子園にも出場した。群馬大学医学部時代は準硬式野球部に所属していた。同紙の取材に、「今は野球が100。医師の道はいったん置いて、野球に集中します」と語っている。

   陸上女子800メートルの広田有紀さん(28)は、新潟高3年時にインターハイで優勝。秋田大学医学部時代は、インカレで2位。大学卒業後は、新潟アルビレックスRCに属し、陸上に専念した時期もある。すでに医師国家試験に合格しており、パリ五輪を目指して研修医と陸上競技の生活を両立させてきた。新潟日報によると、今季は6月に新潟県で開催される日本選手権に照準を絞る。「地元の大舞台を走り、陸上への気持ちを確かめたい」と語っている。

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