「初期費用が不要」である理由
そもそもなぜ、無料で作成ができるのか。PUBFUNサービス部副部長・小笠原弥子さんに聞いた。
「パブフォト」は、読者からの注文に応じてAmazonや楽天ブックスなどのPOD販売書店内で1冊ずつ印刷製本して届ける「プリントオンデマンド(POD)」という技術を採用している。
リアル書店で販売する一般的な出版方法は、大量に印刷して在庫を確保する必要があるため、初期費用が大きくかかる。POD出版はその必要がない。また、注文に応じて本を印刷することから、小笠原さんは「在庫負担なく品切れのリスクもなく、半永久的に販売継続できるのが特徴」と説明した。
また、出版代行という立ち位置のため、編集や校正のサービスは行っていないが、より多くの著者に利用してもらうことを目的にサービスを無償提供しているそう。自分の好きなタイミングと内容、幅広いジャンルで気軽に出版できるのも魅力だ。