ヨーグルト食べて下痢が悪化...腸活したのになぜ 知っておきたい「FODMAP」

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いいと思ったものが合わないことも

   実は、「ヨーグルトを食べる」が正解。腸活と聞いて、誰もが1度は手に取るであろうヨーグルトは、人によっては下痢に悩まされることがあります。ヨーグルトだけでなく、「腸内環境を整える効果が期待できる食品」によって、逆にお腹トラブルを引き起こしてしまうケースがあるのです。

   玲奈さんのように、特定のタイミングで下痢をしてしまうのは、過敏性腸症候群(IBS)の典型的な症状のひとつです。過敏性腸症候群(IBS)は、腹痛、便秘、下痢が繰り返される消化器の病気で、10人に1人が罹患していると言われている有病率の高い疾患です。特定の食品が原因となって発症することがあり、それらの症状を引き起こしやすい食品を、頭文字をとって「FODMAP」と呼びます。

   ヨーグルトは、FODMAPに含まれる食品のひとつ。おそらく玲奈さんは、腸活を始めるにあたってヨーグルトを積極的に食べるようになったことで症状が悪化してしまったと考えられます。ただ、過敏性腸症候群(IBS)だったとしても、全てのFODMAPに反応して症状が出るわけではありません。合うか合わないかは、その人次第です。現代の研究成果や医学では、事前に自分に合う・合わないを見極めることは難しく、自身で探していくしかありません。

   なお、「1日1万歩以上歩く」のは、腸活以外の観点からみても嬉しい効果が期待できます。運動習慣としてぜひ取り入れてみましょう。ただし、大切なのは「1万歩」という歩数ではありません。一定距離を歩くのが大切なので、歩数にこだわらずに散歩に出かけるだけで十分です。

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