50代以上は未接種が多い
厚生労働省によると、日本では2007~8年にかけて大きな流行があったが、10年以降に国内で見つかったウイルスは海外由来のものばかり。15年には、WHOから、日本では、はしかが排除状態にあることが認定されている。このため、海外から持ち込まれるケースを警戒している。今回は、感染者の出た航空便名や、帰国後の移動ルートなどが公表されている。
感染しないための最大の予防策は、ワクチンだ。近年、国内の感染者が減ったのは、厚労省が08から5年間、中学1年相当、高校3年相当の年代に2回目のワクチン接種を受ける機会を設けた効果によるとされている。
ただし、年齢によってワクチンの接種状況は異なる。TBS「ひるおび」(3月12日)によると、以下の通り。
◆2000年4月2日以降に生まれている23歳以下の人
⇒2回の接種でワクチン免疫を獲得
◆1972年の10月1日以降に生まれている23歳~51歳の人
⇒1回のみの可能性
◆51歳以上の人
⇒未接種の可能性
自分がワクチンを接種したか、過去に感染したことがあるか、などは抗体検査で確認が可能だ。