オリーブオイル、5月に大幅値上げ 地球温暖化や南北問題も影響

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

家庭用は5割アップ

「いつも使っているオリーブオイルが最近、大幅に値上がりしたのでびっくりしていたら、また値上げですか・・・」

   東京都板橋区の主婦(66)はため息をつく。家庭用のオリーブオイルとして人気がある日清オイリオグループの「BOSCOエキストラバージンオリーブオイル」(456グラム)は、50%の値上げが予定されている。

   業務用オリーブオイルは「6~8割の値上げ」というから、尋常ではない。イタリアンレストランなどでは値上げを強いられるところも出てきそうだ。外食レストランのサイゼリヤでは、店内で「エクストラ・バージン・オリーブオイル」(500ミリリットル)を販売しているが、すでに2月21日、850円から1200円に値上げしている。日経新聞によると、仕入れコストの高騰などによるという。

   この2年ほど国内では食品の値上げが続いているが、今回のオリーブオイルの上げ幅は、群を抜いている。横浜税関によると、日本のオリーブオイルの輸入量は、1988 年と2022 年を比較すると、数量で20.7倍、金額で36.9倍に増えている。オリーブオイルを使う食生活は、すでに日本人にも定着しているだけに、今回の大幅値上げの影響は大きい。

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