AI王者「エヌビディア」、PCゲームがルーツ 創設者は台湾出身、革ジャン愛用

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ゲームからAIへ

   東洋経済ONLINEは2017年5月30日、早々とエヌビディア躍進の秘密をまとめている。それによると、エヌビディアの主力製品のGPUは、従来テレビゲームなどで画像を映し出すために用いられてきた。

   そのGPUが、最新の人工知能(AI)技術、「ディープラーニング(深層学習)」での情報処理に適していることが判明する。開発を強力に押し進めたのが、ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)だ。「エヌビディアの大躍進は、フアンCEOというカリスマ経営者の手腕による部分が大きい」と同誌は強調する。

   深層学習に大きな商機を見出したフアン氏は、即座にエヌビディアの新たな中心事業と位置付け、経営資源を集中させた。それが今のエヌビディアの成功につながった、と分析している。

   先の朝日新聞も、「チャットGPTなどの生成AIの基盤となる『大規模言語モデル(LLM)』の開発や運営には、膨大なデータを処理する計算能力が必要となる。それを支えるデータセンター向けの高性能の画像処理装置(GPU)を手がけるのがエヌビディアだ」と現状を説明している。

   CEOのフアン氏は1963年生まれ。台湾出身。幼少時に米国に移住し、スタンフォード大学で電気工学修士号を取得後、若くしてエヌビディアを設立している。ラフな革ジャン姿で記者発表などに臨むことが多い。米ブルームバーグ通信の最新の世界長者番付で、フアン氏は21位だという。

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