江戸時代の製造法を「変えられない」
「フグの卵巣ぬか漬け」は江戸時代ごろから食べられるようになった、と考えられていますが、製造方法は当時と変わりません。科学的に無毒化される理由が証明されていないので、製造方法を変えられないためです。わからないからこそ、私たちが昔のままの味を楽しめているというのは、なんともロマンチックな話です。
現在販売されている「フグの卵巣ぬか漬け」では、テトロドトキシンが30分の1まで減少していることがわかっています。出荷の際に石川県予防医学協会による毒性検査も行われているので、手に入れた時にはぜひ安心して召し上がってくださいね。
フグの卵巣ぬか漬け
もうどくの フグのらんそうを 3ねん はっこうさせると どくが きえる !
れきしや どくが きえる メカニズムに ついては ほとんど なにも わかっていない 。
原材料:フグ卵巣、米糠、米麹、魚醤、食塩
生産地:石川県白山市美川地区、金沢市大野・金石地区、輪島市
最強マリアージュ:お茶漬け
うまみがしっかりあるので、かけるのはお湯でもOK。だし汁があるとうまみの相乗効果で、より箸が進むこと間違いなしです!
〇著者プロフィール
長瀬みなみ
腸活プロデューサー/日本発酵文化協会上級認定講師
東京生まれ、便秘育ち。長年の慢性便秘を高く評価され、腸活サポートアプリ運営会社にて広報PR部門の立ち上げ、ブランド責任者として取締役CBOに就任。自身もさまざまな腸活を取り入れ、入社後に独学と自らの人体実験で長年の便秘を解消することに成功する。
2023年より独立。現在は腸活と発酵のチカラでよりハッピーな人生を増やしていくため、セミナー講師やコラム執筆、コラボ商品のプロデュースなど幅広く活動している。