「義理チョコ」Z世代には過去の話 「面倒」「買いたくない」渡した経験ゼロ

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意外と楽しんでいた様子も

   「義理チョコ文化全盛期」だった40代以上の女性にも、話を聞いた。誰に、どんなシーンでチョコを渡していたのだろう。

「昭和58年頃は、仲のいい男子全員に友チョコを渡していた。そうするのが当たり前だったから」(50代)
「社会人になってからの義理チョコは、日頃からお世話になっている人に向けての感謝チョコ。上司のイニシャルが入ったチョコレートを笑いのために渡したことがあるが、不評だった」(50代)
「女性が自分一人しかいない職場だったので、未婚の時は全員に配っていた。結婚してからは配っていない」(40代)
「会社全員で、お金を集めて購入し配っていた。普段会話しない上司と話せる機会が増え、お祭りごとの楽しさがあった」(50代)
「どんなものをあげたらいいか悩んで買いに行くのが楽しかった」(40代)
「なんでもない時に贈り物をすると、誤解を招く可能性もあるから、悪くないと思う」(50代)

という意見が得られた。これらのコメントを見る限りは、チョコを用意する本人もそれなりに楽しんでいた様子がうかがえる。

   一方で、負担の大きさを嘆く人も。

「お金に余裕がある時はいいけど、金欠の時はきつかった。コロナウイルスが訪れてから義理チョコ文化も、自然消滅した」(40代)
「業務時間内に受け渡しが発生し、渡す方も受け取る方も余計なお金が発生するから、数年前に人事から義理チョコ禁止が発表された」(50代)
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