Z世代がイメージしやすい味に
試飲中、「友達がやってるカフェ/バー」の店員が話しかけてきた。
「お酒結構飲むっけ?」
いきなり、親しげだ。「飲まないですね」と記者が答えると、「あんまり飲めない人には、これがおススメだよ。私も飲んだけど飲みやすかった」と、「あの田中が一杯目に必ず飲むやつ」と書かれたジントニックを店員が指さす。「そうそう、あの田中がお酒になってさあ...」とよどみなく話を続けながら、商品をアピールした。
試飲会終了後、明円卓さんに話を聞いた。元々、「友達がやってるカフェ/バー」は、実際に来店したZ世代の客がSNSで拡散したことにより人気店になった経緯があるという。一方、商品の缶には独特なコピーが書かれており、一見するとどんな味なのか想像しにくくなる恐れがある。そこで、Z世代にとって、聞いただけでイメージしやすいジントニックとサングリアにしたと、明かしてくれた。